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「女性活躍中!」という文言にご注意!?

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「女性活躍中!」とか、「商品知識を得て、あなたもキレイに♪」と、
求人欄に書いてあるのを見かけますが、
こういう文言の書いてあるものは、十中八九(でも100%じゃないんですよ)、
女性しか取らないということと受け取って構わないです。

まず派遣の求人についての「女性活躍中」表記ですが、
男性がエントリーした時点で、派遣会社が切ります。

ですが逆に考えると、
派遣ならばどんどん気にせずエントリーするべきです。
結果がすぐに分かるからです。

この件で困るのは、直接雇用(アルバイト、契約社員、正社員)に応募する時です。

「なんで、「女性のみ」とか書いてくれないのか、応募するだけ時間の無駄じゃん!」
と、何度も思ったことがありましたが、それはある法律があるからです。

男女雇用機会均等法

1972年より、募集・採用等における男女差の禁止する努力義務を設けていましたが、
1999年の改正により、完全に禁止としました。

女性たちの社会進出を促し、活躍を応援する為の法律であり、
これまでの男性優位の歴史を鑑みれば、有意義な法律であるように思えます。

またこの改正に伴い、
性別で求人欄などの応募条件にすることは禁止されました。(年齢差については、別の雇用対策法で禁止されております)

しかし、この有意義な法律、
私は迷惑に感じております。

「女性活躍中」のところに応募した結果

アルバイトの生活を初めて間もない頃、
とある生命保険のデータ入力のアルバイトに応募したことがありました。

時給は1000円は超えていたと思います。

PCは日常的に扱ってましたし、時給も高く、条件も良かったので、
応募の電話をかけてみました。

返ってきた答えに驚きました。

「求人に女性活躍中って書いてあるじゃないですか・・・」

あっけにとられた私は、
「・・・はい?」

そして、向こうも言いづらそうに、
「・・・女性しかとらないということなんですよね」と。

(しらんがな!!)

当時若かった私は、勉強になったという気持ちと一緒に、
恥ずかしい気持ちになったのを、
昨日のように覚えております(笑)

私はこのときから、
「女性」と書いてある求人には一切応募しなくなりました。

今思えば、道を閉ざしてしまい、
もったいないことしたと思っております。

事務職という職種を変えず、男性中心の業界にすれば良かったのです。

世間知らずな私も悪かったのですが。
それ以降、肉体労働を中心に仕事をしていったのです。

良い迷惑

ここで、男性に対する差別だ!とか言うつもりはありません。

個人的には、
女性が欲しいのなら、応募条件に書いて欲しいと思っております。

女性が欲しい職場というのは、ほとんどが、すでに現場の女性の比率が多かったり、
現実は女性でしか扱えないような仕事であることも多く、
たとえ男性を雇っても、その人が仕事のやりにくい環境であれば、
全然、書いて頂いた方が良いと思っております。

応募するだけ時間の無駄です。

うっかり、また応募しちゃったら(笑)

ところが、再び、
「女性が活躍しています!」と書いてある文言をつい見落としてしまい、
応募してしまった事がありました。(笑)

数年前の失敗(?)が脳裏に浮かびます。

「形だけの面接をするのだろうな」と思いながら、面接に行きましたら、
普通に受かってしまいました!

しかも、事務の仕事です!!

ここ数年で変わったのかなと思いましたが、
応募したところは、
某有名な求人サイトを扱っている企業さんのアルバイトでした。

面接は終始明るい雰囲気で行われ、

「すみません、女性活躍中の文言を見落としちゃいました、あはは!」
と言ったところ、

「いいや、まったく関係ないですよ。そういう暗黙の了解?っていうものなんて、
関係無しに、5、60代のおばさんも応募してきますよ!」と、笑っていました。

(そのおばさんには失礼ですがね 笑)

求人サイトを扱っている会社である以上、男女の差別をするわけにはいかなかった
のでしょうが、
ただ、その面接した30代の男性の方は、むしろ男性の方が一人居て頂いた方が、
こちらとしては助かるとのことでしたので、

普通に私を採用を決めたものと、考えております。

結果的には、他の派遣でもっと時給の高い仕事を見つけたので、
こちらからキャンセルいたしました。

因みに受かった仕事の業務内容は、
外に出ている若い、大学卒業して何年も経っていないような営業さん達の連絡を元に、

データを作成する仕事だったのですが、その営業さん達が連絡をする部署が、
女性だけだった様で、若い社員の方が(特に男性社員が)嫌がっていたと推測しております。
年増のお姉さん方を怒らせると怖いですからね。

私を採用して、男性1人ワンクッション置くのは、アリでしょう。

広い視野を持つことが重要

確かに女性しか採らない(採れない)所はありますが、
同じ仕事内容でも、業界を変えてみたりする柔軟性や、
広い視野、そしてとりあえず応募してみる行動力があれば、
自分がやりたい仕事の縁に出会える可能性があるのではないかと、
今は思っております。

きっと、世の中には男性が欲しい事務の仕事はあるはずなんです。

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